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特殊ネジの技術資料一覧【表面処理とロック加工】

ネジラボ.comで対応可能な表面処理について

特殊ネジ・ボルトの表面処理について、何でもご相談ください

ネジラボ.comでは、お客様のご要望や特殊ネジ・ボルトの使用条件に応じて最適な表面処理のご提案を実施いたします。下記に示すのはネジラボ.comで主要に扱っている表面処理ですが、これ以外のメッキや各種コーティングにも対応いたします。
表面処理等でお困りの際はぜひご相談ください。

主要な対応表面処理

三価クロムクロメート

有害物質の六価クロム問題に対応する表面処理。一般的に酸化クロムクロメートと表現される。6価クロムクロメート皮膜の代替として開発される。下地に電気亜鉛めっき工程+酸化クロム使用のクロメート処理。色調は明るい淡干渉色(白っぽい光沢クロメート色)。処理技術、工程管理が難しく処理業者レベルで耐食性や色調の安定に大きく違いが出る。

三価クロムクロメート黒色

有害物質の六価クロム問題に対応する表面処理。色の識別の目的でサンカクと表現している。耐食性は従来の六価BCより優れている。色調は独自の技術革新により艶のある黒色。多くの処理業者の場合グレーぽい色で現状対応している。

ユニクロ

正式名称 光沢クロメート。下地に電気亜鉛メッキを貼り、フッ化物を含んだ液でクロメート処理。クロメート皮膜→シルバー色。耐食性は有色クロメートよりやや劣る。

クロメート

正式名称 有色クロメート。

亜鉛メッキ後クロメート処理しクロメート皮膜を持たせている。クロメート皮膜→黄色または黄褐色に近いほど耐食性が良い。耐食性において、色の薄いものや緑を多く含んだ色は幾分劣る。塗装の密着も良い。

ニッケル

下地銅メッキを施しその上にニッケルメッキする。下地がどうなのでニッケルのつき回りは良好。薬品に強く耐食性良好で光沢も良いので用途が広い。均一電気着性に富み、装飾用としてねじ類の利用度は高い。

クローム

正式名称 クロム三号メッキ。通称ガラクローム。下地にニッケルメッキを貼りその上にクロムメッキを施す。空気中で表面に酸化層を作るため不動化しやすい。そのため長く光沢を保つ。ニッケルより重厚な光沢に仕上がり、外観も良好である。硬度が高く耐摩耗性が大である。

黒色クロメート

亜鉛メッキ後、硝酸銀などの混じった溶液でクロメート処理したもの。銀が黒色を作っている。酢酸系とリン酸系の2タイプあり、酢酸系は仕上がりは綺麗だが耐食性が悪い。一方リン酸系は耐食性はあるが色が悪い。酢酸とリン酸を混ぜ、中間を狙うことも可能である。黒色のメッキが比較的安価でできるため利用範囲が広い。耐食性は有色クロメートより劣る。

茶ブロンズ

鉄の場合、下地に銅メッキを貼った後特殊な薬品で色づけ、研磨する。ステンレスの場合は熱処理により茶色に着色にさせる。

ドブ(溶融亜鉛メッキ)

ドロドロに溶かした亜鉛の中に、 ドブっと漬けて着けるメッキ。コストのわりに優れた耐食性があるがメッキ厚はかなり暑くなる。表面はでこぼこしているため、雌ネジの方はオーバータップにしておく必要がある。また製品同士がくっついてしまうこともある。

グリーンクロメート

亜鉛メッキリン酸を多く入れてクロメート処理する。自然にグリーン色になる。非常に耐食性が良い。耐食用のメッキ。

BK

ステンレス鋼を特殊な黒っぽい薬品で黒くする方法。ステンレスに対する黒染めと考えればよい。茶色っぽい薬品で染めれば茶色くなり、これを薬品 G B と呼んでいる。

パーカー

黒染め及びパーカーライジングの総称。黒染めは四酸酸化鉄被膜。パーカーライジングはリン酸塩被膜。黒染めの方が色が黒くパーカーライジングはやや茶色っぽい。パーカーライジングは表面が梨地になるため通常塗装の前処理として行われる。どちらもベタつきがあり防錆力が弱い。

黒ニッケル

主として装飾用のメッキである。このメッキはもろく、光沢ニッケルメッキの上に薄メッキで着ける。さらに変色防止のために有機被膜で保護する。

ステンコート( ジンロイ+Kコート)

亜鉛‐ニッケル合金メッキのジンロイの上に光沢クロメート処理を行い、さらにその上に無色透明の防錆コーティング剤のKコートを施す。見た目も耐食性もステンレスに近くなり、ステンコートと呼ばれる。黒色のブラックコート処理もある。ステンレスの焼き付き防止用のコートとよく混同されるので注意。

黒クローム

漆黒色の皮膜が得られるメッキ。耐摩耗性に乏しい。耐食性は大きく、他の黒色化に比べると最も耐久性のある皮膜が得られる。他のクローム処理よりは劣る。

真鍮メッキ

下地にニッケルメッキを張り、その上に銅と亜鉛の合金である黄銅を張る。黄銅は金と色合いが似ているので代金メッキと呼ぶ場合もあるが、金と比べると黄色っぽい。

無電解ニッケル

カニゼンメッキとも言う。ニッケルとリンの合金メッキ。溶液中での還元反応を利用してワーク表面にメッキ金属を析出させる。被膜のムラがなく均一にメッキを行うことができ、非金属にもメッキ可能である。

代用金メッキ

下地にニッケルメッキを張り、その上に黄銅よりも銅の比率の高い銅と亜鉛の合金を張る。黄銅メッキに比べて赤みがあり、より本金に近いメッキである。

本金メッキ

下地にニッケルメッキを張り、その上に本物の金を貼る。錆びにくく熱や電気の良導体で高温での酸化にも強い。装飾品や電子部品などに使用される。

ダクロ

正式名称 ダクロタイズド処理。生成分の亜鉛と介在役目を果たすクエン酸を含んだ処理液に浸漬塗装した後、加熱し素地に焼き付ける。電気亜鉛メッキに比べ、耐食性はもちろん耐熱性にも優れている。工程中、塩酸処理を行わないため、水素脆性の心配は無い。

ラスパート

亜鉛メッキを施した後、密着性を良くするための化成処理をし、セラミック材を浸漬塗装した後、加熱し素地に焼き付ける。耐食、耐熱性に優れているが特に耐酸、耐アルカリ性に優れている。そのため屋外使用品に適している(シルバー、ブラック、グレー色等)

スズコバルト

スズとコバルト合金被膜で クローム の色合いに近くクロームメッキの代用として利用される。クロームメッキよりやや光沢がない。付き周りに優れクロームメッキよりはるかに量産性が高い。

ストロンジンク

ジンロイと似ているがストロンジンクは亜鉛と鉄の合金メッキである。

バフクローム

正式名称 クロム2号メッキ。美観をさらに向上させるためメッキ前にバフ研磨をかけ、素地の表面を滑らかにする。光沢は最良で鏡のような仕上がりになる。外観を重視した装飾用メッキとして利用される。

銅メッキ

銅は酸素を含んだ水に簡単に侵され、亜酸化銅として腐食する。従って装飾メッキとしては銅単独で用いられることはほとんどなく、ニッケルメッキの下地として利用されることが多い。

ディスゴ

純度の高い燐片亜鉛を主成分とする防食性に優れたエポキシ系ベース塗料と、耐酸性等の耐薬品性に優れた上塗り塗料料からなる表面処理。特徴としては、処理工程中での酸の使用がなく、電解工程もないため水素脆性の心配がない。耐食、耐熱、耐薬品性に優れ、また塗装にクロム・鉛などを含まないクロムフリーの表面処理で、高耐食性防錆表面処理と言える。

二硫化モリブデン

リン酸マンガンを使って下地処理を行い、乾式皮膜そのものに潤滑性のある固体潤滑皮膜(デリック)によりコート処理を行う。乾燥しているが潤滑性があるという特徴を持ち、耐食性も優れている。

ポリシール

3種類の特殊皮膜が積み重なった被膜構造になっており、耐食性、耐薬品性に優れている。また様々な色付ができる。

電気亜鉛メッキ

下地として使用され、表面にクロメート処理など施して耐食性や外観を向上させて使用する。

キリンス

錆落としを同時に光沢を出す酸処理法で、一般に黄銅に対して行う。

アルマイト

アルミニウム酸化皮膜で、耐食性と耐摩耗性を持たせる処理。この被膜を染色することにより装飾性を持たせることもできる。アルマイト処理を施すと通電性は無くなる。

ベーキング

酸洗いや電解によって生じた水素が金属の内部に入り込み、組織を脆くする(水素脆性)のを防ぐために180~200℃で34時間加熱して水素を追い出す処理のこと。一般に高炭素鋼に対し電気亜鉛メッキの後に行われる。

ラフレ

亜鉛、錫及びアルミニウムの3種類の金属を含有する、密着性に優れた無機系皮膜。合金メッキのような耐食性に富んだ強靭な皮膜で、素地を保護する超皮膜、耐食性の防錆処理技術。完全 クロムフリー の処理。

三価ステンコート

ジンロイと呼ばれる亜鉛ーニッケル合金メッキを下地に、三価クロメート処理を施し、さらにその上に無色透明の防錆コーティング剤のKコートを施した表面処理。

ジオメット

水系の処理剤を使用する、水形完全クロムフリーの処理。ダクロタイズドに変わるクロムフリーの防錆表面処理で、被膜の外観はシルバーメタリック。水素脆性の心配がない処理である。

デルタプロテクト

六価クロム、三価クロムを一切含まない環境配慮型防錆コート。 酸洗や電解工程がないので、水素脆性による遅れ破壊が発生しては困る商品のための、高耐食表面処理となる。液だまりしやすい部分や浸透しにくい部分にも均一な防錆薄被膜を形成する。

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