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特殊ネジの技術資料一覧【熱処理】

ネジラボ.comで対応可能な熱処理について

特殊ネジ・ボルトの熱処理について、何でもご相談ください

ネジラボ.comでは、お客様のご要望や特殊ネジ・ボルトの使用条件に応じて最適な材質や熱処理のご提案を実施いたします。
下記に示すのはネジラボ.comで主要に扱っている熱処理ならびに熱処理用語です。特殊ネジ・ボルト調達の際にご参考ください。

またここに記載した以外の特殊な熱処理も対応いたします。お困りの際はぜひご相談ください

主要な対応可能な熱処理の種類と各種熱処理用語

熱処理

所要の性質を付与する目的で行う加熱と冷却のいろいろな組み合わせのことをいう。

光輝熱処理

保護雰囲気中などで熱処理することによって、表面の高温酸化および脱炭を防止し、表面光輝状態を保護する熱処理。
以下のような処理がある。

  • 光輝焼なまし
  • 光輝焼ならし
  • 光輝焼入れ
  • 光輝焼戻し

脱炭

鉄鋼を炭素と反応する雰囲気中で加熱するとき、表面から炭素が失われる現象。
脱炭している層を脱炭層といい、その深さを表示するには以下のような用語がある。

  • 全脱炭層深さ
  • フェライト脱炭層深さ
  • 特定残炭率脱炭層深さ
  • 実用脱炭深さ

焼ならし

AC3点またはAccm点以上の適当な温度に加熱した後、通常は空気中で冷却する操作。
その目的は、前加工の影響を除去し、結晶粒を微細化して機械的性質を改善することである。
鉄鋼の焼きならし河口はJISB6911(鉄鋼の焼ならし及び焼なまし加工)に規定している)

焼なまし

適当な温度に過熱し、その温度に保持した後徐冷する操作。
その目的は残留応力の除去、硬さの低下、被削性の向上、冷間加工の改善、結晶組織の調整、所要の機械的、物理的、又はそのほかの性質を得ることなどである。鉄鋼の焼なまし加工はJISB6911に規定している。

応力除去焼なまし

鉄鋼を変態点以下の適当な温度に加熱保持して、鍛造、鋳造、機械加工、溶接などで生じた残留応力を除去する焼なまし。

球状焼なまし

冷間加工性、被削製または機械的性質を改善する目的で鉄鋼中の炭化物を球状化する焼きなまし。

焼入れ

オーステナイト化温度から旧例して硬化させる操作。必ずしも硬化を目的とせず、単に急速に冷却する操作をいうこともある。なおオーステナイト状態でその後圧延ライン上で直ちに行う焼入れもこれに含み、これを圧延後直接焼入れということがある。

水焼入れ

冷却に水を用いて行う焼入れ。

油焼入れ

冷却に油を用いて行う焼入れ。

塩浴焼入れ

溶融塩を用いる熱浴焼入れ。

真空焼入れ

真空中で加熱し、ガス、油、または水などによって急冷する焼入れ。

焼戻し

焼入れで生じた組織を変態または析出を進行させて安定な組織に近づけ、所用の性質及び状態を与えるためにA1点以下の適当な温度に加熱、冷却する操作。焼ならしの後に用いることもある。

調質

焼入れ後、比較的高い温度(約400度以上)に焼き戻ししてトルースタイトまたはソルバタイト組織にする操作。

時効

急冷、冷間加工などのあと、時間の経過に伴い鋼の性質(例えば硬さなど)が変化する現象。時効硬化を目的として行う操作の意味で用いることもある。焼入れ時効、ひずみ時効などがある。
また室温についておこる時効などがある。また室温において起こる時効を自然時効、室温以上の適当な温度で加熱したときに起こる時効を人工時効という。

固溶化熱処理

鋼の合金成分を固溶化に溶解する温度以上に加熱して十分な時間保持し、急冷してその析出を阻止する操作。

焼入性

鉄鋼を焼入硬化させた場合の焼きの入りやすさ、すなわち、焼きの入る深さと堅さの分布を支配する性能。
焼入れ性は通常焼きの屋居る深さの大小で比較するが、それには焼入性試験方法(JISG0561<鋼の焼入れ性試験方法(一部焼入方法)>を用いると便利である。

テンパカラー

焼き戻しの際に鉄鋼の表面に現れる酸化膜の色

時効硬化

急冷または冷間加工した鉄工が時効によって硬化する現象

析出硬化

過飽和固溶体から炭化物、金属間化合物などの異相が析出するために起こる硬化

表面硬化処理

鉄鋼の表面層を硬化するために行う浸炭焼入れ、窒化、高周波焼入れ、炎焼入れなどの操作

高周波焼入れ

高周波電流による誘導加熱作用で加熱して行う焼き入れ。主に鉄鋼の任意の表面または部分を焼き入れする場合に用いる。鉄鋼の高周波焼入れ、焼き戻し加工はJISB6912(鉄鋼の高周波焼入れ、焼き戻し加工)に規定されている

浸炭

鋼の表面層の炭素量を増加させるため浸炭材中で加熱処理する操作。浸炭材の種類によって個体浸炭およびガス浸炭に分けられる。なお浸炭した鋼は焼き入れ、焼き戻しを施して使用することが普通である。この処理を肌焼きということもある。

窒化処理

鉄鋼の表面層に窒素を拡散させ、表面層を硬化する操作。処理方法にはアンモニア分解ガスによるガス窒化及び青酸塩による液体窒素がある。

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