ワッシャーの役割や種類について徹底解説!
ワッシャーは、ねじやボルトと組み合わせて使用される重要な部品です。
締結部品の安定性を高め、摩耗や緩みを防ぐ役割を果たします。
本記事では、ワッシャーの基本知識から種類、用途、役割、規格に基づく寸法とサイズについて詳しく解説します。
ワッシャーとは
ワッシャーは、ねじやボルトの締結部に挿入される薄い円盤状の部品です。
主に締結部の面圧を分散させ、部品の摩耗や緩みを防ぐために使用されます。
ワッシャーは、さまざまな材質や形状があり、用途に応じて選ばれます。
ワッシャーの種類
ワッシャーには多くの種類があります。
以下に代表的なワッシャーの種類を紹介します。
・平ワッシャー:最も一般的なワッシャーで、締結部の面圧を分散させるために使用されます
・スプリングワッシャー:ねじやボルトの緩みを防ぐために使用されるワッシャーで、弾性を持っています
・ロックワッシャー:振動や衝撃による緩みを防ぐために使用されるワッシャーで、特殊な形状を持っています
・シールワッシャー:液体やガスの漏れを防ぐために使用されるワッシャーで、ゴムやプラスチック製です
ワッシャーの用途
ワッシャーは、以下のような用途で広く使用されています。
・機械部品の固定:高い締結力を持つため、機械部品の固定に適しています
・建築物の構造材:建築物の構造材として使用され、強度と耐久性を提供します
・配管の接続:シールワッシャーを使用して配管やホースの接続に使用され、気密性を確保します
ワッシャーの役割
ワッシャーの主な役割は以下の通りです。
・面圧の分散:締結部の面圧を広い範囲に分散させ、部品の損傷を防ぎます
・緩み防止:スプリングワッシャーやロックワッシャーを使用することで、ねじやボルトの緩みを防ぎます
・摩耗防止:部品同士の摩耗を防ぎ、長期間の使用を可能にします
・シール効果:シールワッシャーを使用することで、液体やガスの漏れを防ぎます
ワッシャーの規格に基づく寸法とサイズ
ワッシャーの規格サイズは、使用するねじやボルトの規格に合わせて選ぶことが重要です。
以下に代表的な規格サイズを紹介します。
・M6:内径6mmのワッシャーで、直径6mmのねじやボルトに対応
・M8:内径8mmのワッシャーで、直径8mmのねじやボルトに対応
・M10:内径10mmのワッシャーで、直径10mmのねじやボルトに対応
・M12:内径12mmのワッシャーで、直径12mmのねじやボルトに対応
まとめ
ワッシャーは、ねじやボルトと組み合わせて使用される重要な部品で、締結部の安定性を高め、摩耗や緩みを防ぐ役割を果たします。
平ワッシャー、スプリングワッシャー、ロックワッシャー、シールワッシャーなど、さまざまな種類があり、用途に応じて選ばれます。
規格サイズを確認し、適切なワッシャーを選ぶことが重要です。
投稿者プロフィール
- 50余年に渡り培ってきた「ネジに関する知識や知恵」を提供していくことで、「安心・安全なものづくり環境」の実現に貢献してまいります。
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